村山医療センター 医局秘書
アルーナ
こんにちは、朝夕は肌寒い日が続くようになりました。うっかり薄着でいると風邪をひきそうですね。秋が深まり、紅葉の季節から冬の到来を感じます。
今回は、10月下旬の献立から柿を取り上げてみました。
アルーナ:
秋の味覚でサンマ、栗の話を取り上げたけれど。10月下旬の献立表を見たら、柿が出るみたいね。
マルリン:
柿は日本で古くから栽培されている部類の果物に入るの。柿は、奈良時代に中国から渡来したという説が有力みたいね。中国では紀元前2世紀に栽培された記録があるそうよ。
アルーナ:
今回は、私も柿について調べたのよ。品種数は800以上もあるというからビックリね。
マルリン:
でも食卓にのぼる品種は少ないのよ。古くからある、とても馴染みのある食材だけど…
アルーナ:
そのまま食べるだけではなく、柿なます、柿ようかん、干し柿、葉っぱを使う柿の葉鮨や柿の葉茶・・・身近に柿を使った食べものはたくさんありそうね。
アルーナ:
「柿が赤くなれば医者が青くなる」ということわざがあるけど、栄養としてはどうなの?
マルリン:
調べてみたら、柿が実をつけて赤くなる頃は、気候がよく、病人が減って、医者が困るということ。実りの秋は食べ物が豊富になる、だから病人も少なくなる、そんな意味があるようね。
アルーナ:
柿は健康に良いというイメージがあるけれど…
マルリン:
果物全体に言えることだけど、カリウムや食物繊維が多く含まれているわ。
特に柿は果物の中でもビタミンCが多く含まれているのよ。
アルーナ:
果物と言えば「カリウム」って聞くけれど、どんな働きがあるのかな。
マルリン:
ナトリウム(塩分)の排泄を助けるたり、血圧上昇を抑制する働きがあるの。
不足すると筋肉の働きが低下するって言われるから果物は毎日食べておきたい食べもののひとつね。
やわらかすぎて食べにくい場合は漬けだれにしても良いのよ。
包丁やミキサーでつぶした柿にしょうゆや酒を混ぜて一晩豚肉を漬けて焼いてみて。
アルーナ:
スペアリブのリンゴのような使い方ね。試してみよう!
御飯 ミソ汁(キャベツ・人参)
ロースハム レタス
ノンオイル香味和風 浸し(モヤシ・ニラ)
ふりかけ瀬戸風味
エネルギー:570 Kcal
たんぱく質:22.8g
食塩:4.0g
11月21日(土)13:00より武蔵村山市民総合センターで第18回市民公開講座を開催いたします。参加費は無料です。
テーマは「ころばぬ先の杖になる話」です。管理栄養士は
「ハリのある筋肉を将来も維持するための食事」について皆様にお話をさせていただく予定です。お問い合わせは、
国立病院機構村山医療センター管理課
電話:042-561-1221(代表)
までお願いいたします。